歯を失う原因ランキング
歯を失うということはとてもショックな出来事です。
虫歯や歯周病が進行すると、最悪の場合抜歯せざるを得ない状態になります。今回は歯を失う原因をご紹介します。
第1位 歯周病
歯を失う原因の第1位は歯周病です。
歯周病は、歯垢が原因で歯ぐきが炎症を起こし、歯を支える骨が溶け出す病気です。自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行し、歯を失うことになります。
また歯周病は全身疾患にも影響を及ぼすと言われている生活習慣病の一つです。

第2位 虫歯
歯を失う原因第2位は、虫歯です。
虫歯は、虫歯菌が出す酸によって歯のカルシウムが溶かされ、歯がもろくなり、歯に穴が空いてしまう病気です。
歯の1番外側のエナメル質は硬い組織なので進行はゆっくりですが、2層目の象牙質から柔らかい組織になるため進行が早くなり、みるみるうちに歯を溶かしていきます。
残る歯がない場合や歯ぐきの下まで歯がない場合は被せものを被せることが難しいため、最悪の場合抜歯になります。

第3位 破折
歯を失う原因第3位は破折です。
破折とは、「歯に必要以上の力がかかる」「噛み合わせが悪い」など、歯が力に耐えられなくなった時に割れてしまうことです。割れた隙間から細菌が入りこむことで根の先に膿が溜まります。
割れた隙間を修復することは困難なため、抜歯になることがほとんどです。

歯を失わないために
歯周病・虫歯・破折は、未然に防ぐことができます。
国が掲げる、80歳になっても自分の歯を20本以上残そうという「8020運動」を達成するためにも、自分の歯に歯周病や虫歯がないか?歯に力がかかりすぎていないか?を歯医者さんでチェックしてもらいましょう。
