知覚過敏とは、冷たいものを飲んだり食べたりした時に『ズキッ』と痛むものを言います。
冷たいもの以外でも、歯ブラシをしたときや、物理的な刺激を加えると、痛むことがあります。痛みは一時的で、すぐにおさまります。
知覚過敏とは

原因としては、
- 歯肉退縮(歯ぐきが下がる)
- 虫歯
- 治療直後
- はぎしり、くいしばり
- 過度な力でのブラッシング
によって起こるとされています。
歯科医院での対処法としては、
- フッ素塗布
- 薬剤塗布
- コーティング
- 抜髄(神経をとる)
になります。神経をとるのは最終手段で、上記3つの方法で症状が改善しない場合に行います。家でできる方法としては、知覚過敏用の歯磨き粉を使用して歯磨きすることです。
歯医者の知覚過敏処置は何するの?
歯科医院で知覚過敏に対しての処置は薬剤の塗布がメインになってきます。その薬剤ですが、種類によっても変わってくるのですが、主には、シュウ酸やリン酸カルシウムになります。
作用機序としては、象牙細管と呼ばれる管の中に薬剤を擦り込んで、細管を塞いでしまうという物です。単回で効果があることもありますが、塗り重ねることで効果が強くなります。

知覚過敏の方向けの歯磨き粉は?
歯科医院で使う成分と似た成分である乳酸アルミニウムや硝酸カリウムが含まれている歯磨き粉が良いでしょう。また、歯の表面を強化してくれるフッ素が含まれているものも良いです。
知覚過敏は歯の表面が削れるなどで起こる症状ですので、これ以上削れたりしないように研磨材の含まれていない物が良いでしょう。

当院でも販売中 知覚過敏用歯磨き粉
知覚過敏をなんとかしたい、そんな方に『メルサージュ ヒスケア』という歯磨き粉をご紹介します。
こちらは硫酸カリウムと乳酸アルミニウムの両方が含まれています。これらで象牙細管の開口部を塞ぎ、痛みの伝達をブロックすることができます。

また、フッ化ナトリウムも含まれており、フッ素を1,450ppm配合することで、歯のエナメル質を強化することができます。そのため、虫歯予防にも効果的です。さらに、研磨材であるラウリル硫酸ナトリウムは無配合になっていますので、 歯の表面を傷つけることもありません。
まとめ
今回は、知覚過敏の方向けの歯磨き粉を紹介させていただきました。知覚過敏の機序を知って効果的な歯磨き粉を選択し、毎日のケアに取り入れていただけたらと思います。