キスをすると細菌が移るって本当!?交換される細菌の数はいくつある?
キスをするのはとてもロマンチックで素敵なことです。
しかしキスをする度に唾液の中に存在している細菌が移ってしまっているのです。
唇をかすめるような軽いキスなら感染率も少ないですが、ディープキスでは細菌も簡単に相手に移動してしまいます。
では実際に移動する細菌の数はどれくらいなのでしょうか。
その数と感染する可能性のある病気などをご紹介します。
キスで移る細菌はどれくらい?
10秒間のキスでなんと8000万個の細菌が相手に移ると言われています。
2014年にオランダ応用化学研究機構で行われた実験を紹介します。
カップルの一人にプロバイオティクス(乳酸菌等人間の体に良い細菌)入りのヨーグルト飲料を飲んでもらい、パートナーと10秒間キスすることによって、どの程度の細菌がパートナーの口内に移るかを計測しました。
結果、8000万個の細菌が移ることがわかったのです。
相手が健康ならば気にしないでも大丈夫じゃないかな。
そうでなければ病院は若い人でいっぱいになってるはずだもの。
でも、実際に感染症にかかってしまう人もいるそうよ

梅毒に感染してしまう危険
軽いキス程度でしたら感染の危険はあまりありませんが、口内まで接触するようなキスによって、梅毒をはじめとする感染症にかかってしまう可能性があります。
梅毒は、病原体である梅毒トレポネーマという菌が起こす感染力の強い病気です。
感染すると、できものができるほか熱が出たり、頭痛など風邪の症状も伴います。
梅毒の病変が口にできることもあるため、ディーブキスで梅毒トレポネーマが移り、パートナーの口内に口内炎や傷があった場合、移ってしまう可能性があるのです。
感染力の強い細菌でなければ、お互いに健康な状態であればほとんど影響はありませんが、体調を崩して免疫力が低下しているときなどは注意が必要です

まとめ
キスをした場合、8000万個もの細菌が移るとは驚きですね。
また、梅毒など感染症の原因になることもあります。
むやみに心配をしてキスを避ける必要はないかもしれませんが、パートナーに何らかの疾患がある場合には、相手からの感染だけでなく自分からの感染のリスクもあるので完治するまでキスは控えたほうが良いでしょう。