親知らずの放置で引き起こされる危険とは!?
一番奥に生えてくる親知らずは、歯磨きが行き届きにくい部分です。
また不規則な形で生えてくるので、磨きづらく虫歯になりやすくなります。
しかし、たかが虫歯だろうと放置しておくと炎症が起こり、さらには心臓周辺にも感染を引き起こしてしまい、思いもよらない病気を引き起こしてしまうリスクがあります。
親知らずを生命を左右するほどに悪化させないよう、痛みを少しでも感じたらすぐに歯科医で治療しましょう。
親知らずを放っておくとどうなるか
親知らずが細菌に侵されると痛みや炎症が起こり、食べ物が噛みづらくなってきます。
しだいに顎の下まで感染が広まり、口が開けられないほど痛くなります。
しかし、いったんこの痛みが去ってしまうと一時的なものだと思って歯科医を訪問するのを怠ってしまう人が多いのです。
この時の状態は進行が始まっているサインです。
さらに放っておくと以下のような症状が現れます。

炎症が進むと発熱がでる
親知らずが痛むときは細菌に感染しているので、その時点ですぐに治療をする必要があります。
放っておくと感染と炎症が悪化して喉にまで痛みが広がってしまいます。
まるで風邪を引いた状態になり、熱が出たり体がだるくなったりします。
そうなると風邪を引いたと思うようになり、原因である親知らずの治療がますます放置されてしまうのです。
やがては風邪の症状とは異なっていると感じながらも、親知らずが原因とは考えにくくなる、悪循環が生まれます。
心臓の周辺にも及ぼす細菌の恐ろしさ
さらに親知らずを放置しておくと炎症は喉から下降し、心臓周辺にまで拡大してしまうケースが稀にあります。
そうなると心筋炎が発生するリスクが高くなります。
心筋炎になると心臓の正常な動きを妨げるので、心臓停止に至ることもあるのです。
この重度のケースは20%と頻繁に起こるものではありませんが、生死にかかわる重大なものになりますので油断は禁物です。
親知らずの早めのケアがいかに大切か、この時点でわかります。

細菌にかからないようにする日常のケア
そうならないためにも毎日の親知らずのケアが大切ですね。
そうなると歯の間に隙間ができ、食べ物のカスが詰まり、虫歯になりやすいうえ細菌が通りやすくなってしまいます。
結果として歯の神経や血管に入りやすくなり、歯の痛みや炎症が起きる原因となるので細かなケアが必要となるのです。
まとめ
親知らずを放っておくと生死にかかわる危険が起こることがわかりました。
親知らずはケアしづらいので意識して行うことが大切になります。
手遅れにならないように少しでも異常を感じたら歯科医へ受診しましょう。
早期のケアは時間やコスト、そして痛みも節約できますので親知らずは徹底的にケアしましょう。